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15球団から勝利した投手

「全球団から勝利をあげた投手」という記録が話題になる事があります。ヤスシの記録に関する認識は’80年代で止まっておりますので、詳しい方にお任せしますが(笑)、かつて15球団から勝星をあげた投手がおりますので、酒の席の小ネタにでもしていただければ・・

その人は緒方俊明さんという方です。’47年から’49年まで読売に在籍され、5勝しています。2リーグ分裂の際、元は球団経営するつもりのなかった西日本をそそのかした穴埋めの為、’50年に西日本に移籍。20勝をあげる活躍ぶりでした。’51年に西日本と西鉄が合併した為、’52年まで西鉄に在籍します。西鉄時代は11勝しました。’51年の暮れ、「赤バットの川上、青バットの大下」と讃えられた球界の大スター、東急フライヤーズの大下弘さんの退団騒動が持ち上がり、緒方さんは同僚の深見さんと共に東急へ移籍します。東急では’55年まで在籍して17勝を記録して引退しました。

勝利の内訳は残念ながら不明なのですが、’50年はセリーグが8チームだった為7球団から勝利をあげているはずです。パリーグは’54年から8球団でしたので、西鉄と東急在籍時に都合8球団から勝利をあげた勘定になりますね。では、何故緒方俊明投手が「全球団から勝星」という話題で名前が挙がらないのでしょう?
勘の鋭い方ならもうお判りかも知れませんが、西日本パイレーツは’50年の1年かぎり存在した球団の為、同チームに在籍していた緒方投手は西日本から勝星をあげる事は物理的に不可能なのです。

年度によって好不調はあったようですが、トレードされた年には必ず2桁の勝星をマークした緒方投手。参考記録にしかならないかも知れませんが、こうした話題がでた時に取り上げてくれるマスコミが現れる事を願っています。

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60's ビート・ガールズ・コレクション

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最近あるサイトでこのCDのvol.2が紹介されていましたので、ヤスシはvol.1をご紹介いたしましょう。(笑)
このCDは各社からリリースされた「60’s cutie pop collection」の続編で、最近さんざん取り上げた(笑)ビート・ガールズの隠れた名曲を取り上げています。それでは、私が気になったナンバーをいくつか取り上げていきましょう。

1 或る夜の出来事 ザ・バーズ (山口あかり/田辺信一/高見弘)
ジャケットに玉川高島屋が見えます。ルート246が舞台のようです。ヴォーカルが鼻声で、コブシが回ったりしますが(笑)ホットロッド風の演奏は悪くないです。この頃は男女のやりとりものどかだったようですね。(笑)

2 逢えば好き好き マーガレット (ささきひろと/寺内タケシ)
彼女の舌ったらずなヴォーカルは、ある種の凶器です。(爆)いちど聴いたら耳から離れません。クセになるかもです。でも、ビートは抜群ですよ。バックはバニーズですから。ところで、ジャケがマタニティ・ドレスみたいなんですけど。(爆)

4 二人のルビー 福原真理子 (万里村ゆき子/岩崎宏康/森岡賢一郎)
森岡賢一郎らしい軽めでメリハリの効いたビート・サウンドです。ヴォーカルがちょっとクセが足りない気もしますが、歌唱は悪くない。

8 女がひとり 浅丘ルリ子 (なかにし礼/三木たかし/海老原啓一郎)
R&B風なビートに乗った軽快なビートサウンド。ヴォーカルが鼻にかかりすぎるのが、難点か。

11 恋のダンダン 美川サチ (有馬三恵子/泉剛)
明るめでゆったりしたサウンドに乗せて、迫力のボディの持ち主、美川サチが歌います。Aメロは抑え目な歌唱ですが、サビでの余裕のある声量はなかなかイカシています。

13 ヨッパラッタお嬢さん ピンキー・チックス (三木かおる/新井はるコ/寺岡真三)
当時大ヒットしていた、「帰ってきたヨッパライ」のアンサー・ソングで、早廻しのコーラスがなんとも笑えます。この手のノベルティー・ソングの中でも10本の指に入りそうな珍品。

14 そばにいて ピンキー・チックス (谷もとこ/新井はるコ/寺岡真三)
前作と違って、こちらはいたってマトモです。(笑)迫り来るようなイントロのストリングスが印象的。

後半の12曲はビートガールズ、キュートNo.1の名花、小畑ミキの全作品です。当時の知名度は限りなく低く、私のように「後追い」のファンにしか評価されていないのは痛恨の極みですが、(笑)ひっそりと咲く花ほど美しさを保てるのですから、そっと見守りましょうね。

15 初恋のレター (小畑ミキ・なかにし礼/中村泰士)
ゆったりとしたビートに乗せて可憐に歌い上げるデビューシングル。サビのちょっと苦しげなビブラートこそ、彼女の最大の魅力です。

17 ジェーン・ジェーン (小畑ミキ/中村泰士/原田良一)
GSのアウト・キャストを従えて軽快に歌う明るいナンバー。「わかってほしい」の歌唱がキュート。何度でも言いますが、彼女に「愛してるぅー」なんて言われたら、死んでもいい。(爆)

18 ハイ・ミスター (ふじと・たかし/中村泰士/原田良一)
舌っ足らずなヴォーカルが印象的なビートナンバー。ノリはけっこういい。

19 もしも私が (小畑ミキ/中村泰士)
可憐な歌声に思わず涙する可愛らしいナンバー。「もしも私が あなただったら」という歌詞がユニーク。

21 この花に愛をこめて (利根常昭)
ヤスシの中ではビートナンバーの5本の指に入る、超強力に自信を持ってオススメするビートナンバーの傑作!作者の利根常昭は「太陽の翼」「恋にしびれて」「シェイキン・マイ・ソウル」など、寡作ながら何ともイカしたナンバーを創り上げた才能溢れるライター。サビのビートは「太陽の翼」に似ています。間奏でのセリフはまさに可憐!の一言。

24 ひとりぼっちの私 (藤本好一/橘洋介/津田龍一)
キュートな歌声に乗って軽快に飛ばす明るいナンバー。ユニークなオルガンが隠し味。

小畑ミキの魅力について記述しているとキリが無いので(爆)この辺にしておきます。もしかしたら廃盤になっているかも知れませんが、目についたら是非ゲットすべし!
P.S.音楽を舐めきっている女優さんが一人紛れ込んでいますが(浅丘ルリ子さんではない)そっとしておくことにします。(笑)

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New Seakers

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先日、近所のスーパーのCD売り場のワゴンの中に「New Seakers」が480円で売っていたので、いかにも怪しげなジャケットだったのですが、買ってみる事にしました。
New Seakersはイギリスのフォーク・ロック系のグループですが、記録によると’72年4月に日本のヒット・チャートである、「オリコン」で1位になっています。
その理由は・・1位になった「愛するハーモニー("I'd like to teach the world to sing")」が丁度その時期、コカ・コーラのCMソングとしてTVに流れていたからです。実は私も長い事この曲の存在を忘れていたのですが、’99年にラスベガスを訪れた際、「ワールド・オブ・コカコーラ」という一種の博物館のミニ・シアターで、歴代のCMフィルムを流していたのを観て、その中で特に印象深かったのがこの曲なのです。カントリーっぽいサウンドに乗せて、徐々にヴォーカルの人数が増えていくこの曲は、ハーモニーの爽やかさとも相まって是非もう一度聴いてみたいナンバーでした。

例のCDですが、結果的には「当り」でした。こういう二束三文みたいな値段のCDはいつ録音したのか判らないような、怪しげなバージョンがけっこうあるのですが、これはどうやら「本物」のようです。それともう1曲、当時以来聴いていなかった「傷ついた小鳥("Look what they done to my song")」が入っていて、懐かしさがこみあげてきました。この2曲だけでも、充分モトは取れたと思います。(笑)

そんなわけで、今回は異例の洋楽レビューでした。

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パ・リーグ新人王争い

日刊スポーツの1面です。「完封!本命!ロッテ幸福の使者」という見出しでマリーンズの久保康友選手が取り上げられていました。初めてヒーローインタビューを聞いた時から、とても新人とは思えない落ち着きと、誠実で苦労人らしい受け答えに注目していました。圧巻は6月10日の読売戦のインタビュー。なんと、「ピカチュー」のかぶりものをかぶってインタビューに答えていました。人を喰ったようなパフォーマンスと、相反する誠実な受け答え。なんとも魅力的です。もちろん、本業のピッチングも、ピンチになっても変らぬコントロールの良さで、1点台の防御率をキープしています。日曜のゲームのインタビューで暑さが気にならなかったか?との問いにも、「最初から覚悟していましたので」という頼もしさ。マリーンズの先発投手陣はおしなべて好調ですが、ローテーションの一角というよりは、マリーンズのエースの一人といっても過言ではないでしょう。
ところで、タイトルになっている「新人王争い」ですが、今年は近年まれにみる豊作ぶりです。「おかわりくん」のニックネームですっかりおなじみになったライオンズの中村剛也選手、既に5勝をマークしているオリックスの光原逸裕選手、ファイターズのローテの一角、鎌倉健選手、3割近い打率をキープするライオンズの栗山巧選手など、例年なら誰もがタイトルに値する成績を残しています。
そう言えば、昨日の札幌ドームは月曜日にもかかわらず、異様なほどの観客の入りでした。話題のダルビッシュ選手の登板だったのですね。高校時代に故障持ちだった印象があったのですが、松坂選手に投げ勝って2戦2勝ですね。順調にいってほしいですね。

マリーンズはホークスとの「首位決戦」です。プレーオフの予行演習のつもりで、のびのびプレーして欲しいものです。

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ビートガールズ2(その2)

yumenosonnet
namidanotaiyou
yokubounoblues
最近、音楽関係のブログに頻繁に顔を出しています。みなさん更新が早いです。おかげでちょっとやる気が出てきました。よっちゃんさん、popsconeさん、foreveryoungさん、ありがとうございます。
さて、昨日の続きをやりますか。他のみなさんのブログ、たいへん参考になります。
(写真は左から、川奈ミキ、エミー・ジャクソン、西田佐知子のみなさん。一部楽曲が一致しませんが、お許し下さい。)

14 忘れな草をこの胸に 渚ゆう子 (橋本淳/筒美京平)
華麗なサウンドに乗って渚ゆう子がしっとりと歌い上げる佳曲。’72年リリースは年代的にはビートナンバーと言い難いのですが、疾走感溢れる京平サウンドを買って収録してみました。サビのベースがカッコイイ!
15 悪魔のとりこ 朱里エイコ (世志凡太/森岡賢一郎)
後に「北国行きで」など、一連のR&B歌謡でブレイクする、朱里エイコのメリハリの効いたビートナンバー。彼女の歌唱力は既に遺憾なく発揮されています。
16 涙をかえして 浅野順子 (並木六郎/三木たかし)
良くまとまったバックと小気味良いヴォーカルが上手くマッチした、ビートナンバーの隠れた傑作。ヴォーカルとベースの「タメ」がポイント。
17 土曜の夜何かが起きる 黛ジュン (なかにし礼/鈴木邦彦)
ラテンビートに乗って軽快に歌いまくるR&Bナンバー。鈴木邦彦のアレンジの冴えがここでも発揮されています。
18 悲しい夢 西田佐知子 (橋本淳/筒美京平)
「星のナイトクラブ」のB面に収録された快心の京平作品。声を張り上げずに切々と女心を訴えかける歌唱力はさすが!"Yumeena Paradise"でも詳しく取り上げています。
19 夢のソネット 川奈ミキ (みやとしお/筒美京平)
「ミッドナイト東京」(川辺妙子)同様、歌謡曲寄りの楽曲をしっとりと歌い上げる佳曲。川奈ミキという名前は伊東ゆかりを意識してつけられたそうですが、歌唱はかなり黛ジュンを意識しています。(笑)
20 涙のドレス ジュディ・オング (橋本淳/筒美京平)
京平作品が続きますが(笑)「涙の中を歩いてる」に匹敵する流麗なサウンドを、ジュディ・オングがしっかりと歌い上げています。
21 恋のエンジェルベイビー 弘田三枝子 (林春生/筒美京平)
「渚のうわさ」とうって変わって、ノリの良いカラッとしたサウンドを、ミコちゃんが乗りに乗って歌っています。サビのダブルヴォーカルの使い方なんかは、さすが京平さん!
22 愛のすべて 槙みちる (なかにし礼/鈴木邦彦/東海林修)
「若いってすばらしい」をヒットさせた槙みちるの、重低音が印象的なビートナンバー。このコンピに収録する基準として、歌唱力は最大のポイントと改めて感じました。
23 恋と海と太陽と はつみかんな (なかにし礼/すぎやまこういち)
後に「しばたはつみ」として、朱里エイコと共にR&B歌謡の第一人者となった彼女の、ベースとギターの絡みが印象的なR&B全開!のノリノリのナンバー。この曲をまともに歌えるリスナーが果たしているのだろうか、と思わせるほどの凄まじい歌唱力!この辺がヒットしない名曲の条件?
24 星のタンバリン いしだあゆみ (有馬三恵子/鈴木淳/志賀太郎)
「太陽は泣いている」でブレイクする以前の、ビクター時代の可愛らしい?ナンバー。演奏がビートサウンドを消化しきれていない点や、ちょっとたどたどしいヴォーカルが微笑ましくもあります。
25 乙女の祈り 黛ジュン (なかにし礼/鈴木邦彦)
スクールメイツのコーラスとファズギターが印象的なナンバー。彼女の声質はビートガールズの中で最もこういったサウンドに相応しい、などと思ったりします。
26 涙のゴーゴー エミー・ジャクソン (中島安敏)
ビートガールズの最後を締めくくるのは、ビートサウンドの先駆者、エミー・ジャクソンです。切なげなヴォーカルとジャッキー吉川のドラムが炸裂するブルーコメッツのサウンドが相まって、このコンピの最後を飾るのに相応しいナンバーだと思うのですが、いかがでしょう。

尚、写真は私の歌謡曲の師匠、とろりん村のとろりさんからご提供いただいています。サイトはこちらです。
http://www.geocities.jp/tororinmura/

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ビートガールズ2(その1)

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ビートガールズ1の続編です。レイアウトが非常に見づらかったので、ちょっと工夫してみました。(爆)更にマニアックになっていく・・・(写真は左から泉アキ・響かおる・小畑ミキ!です。)

1 渚のうわさ 弘田三枝子 (橋本淳/筒美京平)
流麗なハープの響きが波の音を見事に表現した、華麗なミディアム・バラード。ミコちゃんのコロムビアでの初期の代表作で、筒美京平の才能を遺憾なく発揮した楽曲でもあります。
2 夕焼けのあいつ 泉アキ (平井一郎/高瀬タカシ)
疾走感溢れるサウンドに乗って飛ばしまくる軽快なナンバー。絶叫もポイント高し。「返してぇー」(笑)
3 ジェーンジェーン 小畑ミキ (小畑ミキ/中村泰士/原田良一)
彼女の作品では最も有名で、からっと明るいナンバー。今回は単独で作詞してます。(笑)こんな美人に「あいしてるぅー」なんて言われたら、もうメロメロ(←バカ)
4 愛するひとに ジュディ・オング (白鳥朝詠/市川昭介)
邦楽度高い市川先生の意外な?ノリのいいナンバー。ジュディ・オングの切れっぷり?も見所。(笑)
5 涙の中を歩いてる いしだあゆみ (橋本淳/筒美京平)
イントロからオシャレ度満点!の京平ワールド全開のお洒落なナンバー。彼女には、こういった作品こそ、本領を発揮できるのかも。
6 砂の十字架 中村晃子 (横井弘/小川寛興/森岡賢一郎)
「虹色の湖」に続くビートナンバー第2弾。シンプルでメリハリのあるアレンジこそ、森岡賢一郎の本領でしょう。「見えない船」という歌詞はお見事!思わず自分のオリジナルで真似してしまいました。(笑)
7 七色のしあわせ ピンキーとキラーズ (岩谷時子/いずみたく)
ピンキーのヴォーカルとキラーズのコーラスの掛け合いが絶妙な、お洒落なビートナンバー。歌詞・アレンジとも、岩谷ーいずみコンビの本領を発揮しています。ただ、曲が長いのがいずみたく先生の難点・・(笑)
8 急げ風のように 平田隆夫とセルスターズ
            (中村しのぶ/橋場清/葵まさひこ)
TV番組の主題歌に使われたドラマティックなナンバー。以前のナンバーに比べてしっとりとした味わいですが、疾走感は失われていません。「ドラマティック」こそ、彼らの最大の持ち味。
9 新宿マドモアゼル チコとビーグルス (橋本淳/筒美京平)
たたみかけるようなイントロからビート感全開のカッコイイナンバー。「夕陽のようなカクテル飲んで」という、リスナーに情景を提起する歌詞は、作詞家・橋本淳の面目躍如!
10 太陽がこわいの 響かおる (万里村ゆき子/叶玄大)
特徴あるイントロから見事に展開されるビートサウンドが印象的なナンバー。彼女の骨太なヴォーカルがサウンド全体を上手く引っ張っています。
11 不思議な太陽 黛ジュン (なかにし礼/三木たかし)
「真赤な太陽」のリベンジに三木・黛の兄妹チームが挑んだナンバー。抑え目のR&Bサウンドが楽曲全体を上手く引き締めています。
12 恋のバイカル 梢ミワ (丹古晴巳/山田隼人/小野崎孝輔)
ロシアを舞台に展開する佳作。ドラムとベースの使い方がビートナンバーの典型と言えるでしょう。
13 天使のいたずら エミー・ジャクソン (橋本淳/すぎやまこういち)
「涙の太陽」でブレイクした日英ハーフのエミー・ジャクソンの珍しい日本語詩のナンバー。バックはブルーコメッツが担当しています。「スポーツカー」が彼女のキーワード。

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青江三奈

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1月に友人に会うため、中野へ行きました。中野にはブロードウエイという粋なモールがあり、歌謡曲の中古CDが数多く取り揃えられているCDショップがあります。その店で以前から気になっていた「青江三奈のすべて」という3枚組みを購入しました。

青江三奈さんはジャズシンガーとしてのキャリアを経て’66年に「恍惚のブルース」でデビューします。ハスキーな歌声だけが人々の記憶に残っている感がありますが、余裕のある声量に裏付けられた歌唱力は女性歌手の中でも屈指であり、歌声に明るさがあるのも一連のヒット曲を印象づける点において大きく貢献していると思います。

私の一番好きなナンバーは「国際線待合室」です。「BOAC航空出発便のご案内を申し上げます」で始まる空港でのアナウンスが印象的なこの曲は空港で恋人を見送る男女の別れの歌ですが、青江三奈さんのサラッとした歌い回しのおかげで、何か爽やかな印象を与えます。ゆったりとしたサウンドでこれぞ歌謡曲の王道、といったAメロに続いて「ひとり来ました逢いたくて ああ 涙の空港待合室」と続くBメロからサビへの展開はサウンドの密度が大変に濃く、何度聴いても飽きません。3番の「異国の空に消えた人 ああ 大阪空港待合室」のラストを聴くたび涙してしまいます。私にとっては間違いなく「歌謡ポップスベスト10」に入る名曲です。
次に取り上げたいのが彼女の代表曲、「伊勢崎町ブルース」です。イントロの溜息だけが話題になりますが(笑)ジャズとR&Bを融合したようなユニークなリズムに、彼女の実に良くドライブした歌唱がマッチして、ダイナミックなナンバーに仕上がっているところが聴きどころではないでしょうか。Aメロのユニークなリズムに続いてピアノが心地良くリズムを刻み、たたみかけるようなサビまでの展開は実にダイナミックです。「シュドゥビドゥビドゥビ」というスケールの大きなスキャットは、さすがジャズシンガーの面目躍如です。楽曲の素晴らしさをもっと多くの方に知って欲しい気持ちでいっぱいです。
もう1曲、「新宿サタデー・ナイト」も実に印象深いナンバーです。ライターチームが「伊勢崎町ブルース」と同じで、さながら「メジャー版伊勢崎町ブルース」の趣きもありますが、(笑)こちらは前者に比べてちょっと軽やかな仕上がりになっています。おや、と思ったのが「さよならと乗ろうかな最終の長野行き」「若い街の 恋の街の」といった若さをアピールする歌詞です。こういった明るい曲調が案外彼女の歌唱に合っているような気がします。「サタデー・ナイト」の直前の「タメ」が彼女の歌唱力の確かさを窺わせると思います。

映像においては日活映画「女の警察」というシリーズのレギュラーで、特に3作目の「女の警察・国際線待合室」では彼女の歌う姿を堪能できます。残念ながら音源を所有していないのですが、挿入曲の「愛して恋して別れた二人」は歌謡ポップスの王道をいく、チャーミングなナンバーです。

以下に青江三奈マイベスト10をあげておきます。(例によって順不同です。)

「恍惚のブルース」(川内康範/浜口庫之助/寺岡真三)
「伊勢崎町ブルース」(川内康範/鈴木庸一/竹村次郎)
「長崎ブルース」(吉川静夫/渡久地政信/寺岡真三)
「新宿サタデー・ナイト」(佐伯孝夫/鈴木庸一/竹村次郎)
「国際線待合室」(千坊さかえ/花礼二/近藤進)
「夜がわたしを誘惑するように」(佐伯孝夫/鈴木庸一/小谷充)
「夜の瀬戸内」(吉川静夫/渡久地政信/寺岡真三)
「木屋町の女」(千坊さかえ/花礼二/近藤進)
「ベイブリッジ・ブルース」(ジェームス三木/吉田正/服部克久)
「しのび逢いそっと」(荒木とよひさ/浜圭介/川村栄二)

青江三奈さんは残念ながらお亡くなりになりましたが、どんなに時を経ても彼女の歌声はけっして色褪せないと信じています。みなさんんも是非青江三奈さんの珠玉の歌の数々に触れてみて下さい。

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ビートガールズ1(その2)

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koinohallelujah
koinokisetu
namidanomorino
moremorelove
midnighttokyo
hatinomusasi
ビートガールズ1の改訂版の続きです。(今回は改訂記念で写真は7枚!左上から、いしだあゆみ、黛ジュン、ピンキーとキラーズ、中村晃子、ちあきなおみ、川辺妙子、平田隆夫とセルスターズ)

15 ハチのムサシは死んだのさ 平田隆夫とセルスターズ
            (内田良平・むろふしチコ/平田隆夫/土城持夫)
ラテンビートが躍動する小気味良いナンバー。ルックスがムードコーラス風ですが、(笑)疾走感溢れるレパートリーの数々は全く侮れません。タブーとされる「死」「悪魔」などがポンポン飛び出すのも特徴なそうな・・作詞は日活俳優の内田良平さんです。

16 愛の奇跡   ヒデとロザンナ (中村小太郎/田辺信一/中川昌)
マイナーキーの曲が好きなの白人はイタリア人だけか、などと邪推しますが、(笑)それを地でいったようなナンバーです。「ユキとヒデ」というユニットでヴォサノバ風のナンバーを歌っていた出門英がイタリア人のロザンナと組んで大ヒットしました。

17 恋泥棒      奥村チヨ   (なかにし礼/鈴木邦彦)
「恋の奴隷」「恋狂い」に続く「恋3部作」のトリは鈴木邦彦のアレンジの冴えが随所にみられる洒落たナンバー、「恋泥棒」です。独特のコブシが冴え渡るヴォーカル、絶妙の展開を見せるなかにし礼の作詞と、埋もれるには惜しいグッド・チューン。

18 マイロンリーサマー ジュディオング (万理村ゆき子)
ブルーコメッツの作品でも知られる万里村ゆき子が詩・曲ともに手掛けた哀愁ナンバーの傑作。後年CBSに移籍して大ブレイクするジュディ・オングですが、歌唱力の確かさは既に遺憾なく発揮されています。

19 涙は春に     鍵山珠理   (橋本淳/筒美京平)
「ジュリーとバロン」というユニットでも活躍した鍵山珠理としての唯一のシングルで、京平さんがビートナンバーを作るとこうなる、というお手本のようなナンバー。

20 逢えば好き好き  マーガレット (ささきひろと/寺内タケシ)
寺内タケシの秘蔵っ子、マーガレットの脱力感いっぱいの(笑)ナンバー。グルーヴ感溢れる演奏との対比も一興。

21 風とオトコのコ  弘田三枝子  (橋本淳/筒美京平)
「カバーポップスの女王」弘田三枝子の哀愁味溢れるナンバー。私の中では彼女の歌唱力は「お嬢」をはるかに超えています。

22 ミッドナイト東京 川辺妙子   (大日方俊子/筒美京平)
しっとりとした、歌謡曲寄りのナンバーながら、しっかりとビートも味わえる佳曲。いしだあゆみの「ブルーライト・ヨコハマ」を踏襲したとか。個人的に「新宿マドモアゼル」(チコとビーグルス)、「雨の青山通り」(林美枝子)と共に「筒美京平東京3部作」と呼んでいます。(笑)

23 そんな夢     麻里圭子   (水島哲/鈴木邦彦)
「プティマミ」と呼ばれてカルト的な人気を誇る麻里圭子の傑作。抑えたビートをハーモニカとドラムが引っ張るテンポの良い軽快なナンバー。

24 サイケな街    万理れい子  (水木ひろし/桜井順)
おしゃれなアレンジに乗って、万里れい子が快調に飛ばすビートナンバー。ギターを歪ませるだけが「サイケ」じゃないって事が良く判ります。間奏の豪快な唸りにも注目!

25 愛がほしいの   黛ジュン   (なかにし礼/鈴木邦彦)
これでもか、と繰り返すギターのリフが印象的なR&B風のナンバー。アレンジの冴えは鈴木邦彦ならでは。

26 涙の森の物語 中村晃子 (横井弘/小川寛興/森岡賢一郎)
ビートガールズ1の問題作!(爆)メルヘンチックな歌詞と裏腹に、ドスを効かせて歌う中村晃子のヴォーカルに、ワウペダルを駆使したギターサウンドが印象的に絡みます。この曲が理解できれば、あなたもビートガールズを卒業できる?(笑)

27 初恋のレター 小畑ミキ   (小畑ミキ・なかにし礼/中村泰士) 
小畑ミキの可憐さを堪能できる佳作。今回は作詞にも参加してます。「ビートガールズ・キュートNo.1」小畑ミキに栄光あれ!

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ビートガールズ1(その1)

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以前にGSの話をしたのですが、女性歌手たちもこぞってGSチックなナンバーをリリースしました。
「ひとりGS」という呼び方もあるようですが、私は「ビートガールズ」と呼んでいます。
以前に「ビートガールズ」の気に入ったナンバーをMDに収録しました。ヤスシの好きなのはこんなナンバーです。
(写真はビートガールズのキュートNo.1、小畑ミキ様!)

Recommend of PEPPERMINT-BOY "BEAT GIRS "

VOL 1. "Famous & Favorite"

1 涙の太陽  エミージャクソン (湯川れい子/中島安敏)
’65年にコロムビアでディレクターをしていた、中島安敏が以前から考えていた、「カバーポップスのサウンドにオリジナルの歌詞を付けて吹き込んだら、きっと人気になる」という構想を具体化したのがこの「涙の太陽」で、記念すべき「和製ポップス」の第1号です。良く弾むビートサウンドと日本人の琴線に触れるメロディで大ヒットしました。
邦楽レーベルでなく、洋楽レーベルからリリースされた事も後の「GS作家」と呼ばれた新進のライター達に道を拓く事にもなりました。

2 太陽は泣いている いしだあゆみ (橋本淳/筒美京平)
ビクターでヒットに恵まれなかったいしだあゆみのコロムビア移籍第一弾で、オリコン17位にランクされる彼女の初ヒットになりました。隙の無いアレンジはビートナンバーの好典型。

3 虹色の湖   中村晃子  (横井弘/小川寛興/森岡賢一郎)
6枚のシングルがことごとくヒットに結びつかなかった中村晃子が「これでだめだったら、引退してお嫁にいくしかないわ」、と不退転の覚悟で臨んだビートナンバーの傑作。森岡賢一郎のアレンジがヒットに大きく寄与したことは言うまでもない。

4 恋のハレルヤ   黛ジュン (なかにし礼/鈴木邦彦/中島安敏)
2・3同様、ヒットに恵まれなかった渡辺順子が心機一転して黛ジュンの名前で再デビューを飾ったグッドチューン。この曲が「ビートガールズ」の第一作ととらえる向きもあるようです。

5 帰り道は遠かった チコとビーグルス
(藤本義一/奥村英夫/寺岡真三)
疾走感溢れるビートサウンドが展開される、小気味良いナンバー。歌詞の展開の上手さは藤本義一と聞いて納得!

6 恋はハートで   泉アキ    (なかにし礼/三木たかし)
迫力ある(笑)プロポーションで迫る泉アキのデビュー作。♪ハートでぇい すぅるものよぉー♪ルックス同様、迫力のヴォーカルでグイグイ迫ります。バックを務めるレインジャースは「カルトGS」として名高いのですが、極めてマトモに演奏しています。(爆)

7 真赤な太陽    美空ひばり  (吉岡治/原信夫/井上忠夫)
「GS狂想曲」は、あの「お嬢」にまでビートナンバーを歌わせてしまいました。黛ジュンと競作になったのですが、「お嬢」が睨みを効かせたのでしょうか?(爆)冗談はともかく、ヒットの要因はバックを務めたブルーコメッツのサウンドによる事は間違いありません。「ベースさん、いい音してるわね」

8 恋の季節   ピンキーとキラーズ (岩谷時子/いずみたく)
天才少女歌手(当時17才!)今陽子がキラーズの男性陣を従えて歌うヒットナンバー。♪夜明けのコーヒー♪は当時の若者の合言葉でした!

9 二人の銀座 山内賢、和泉雅子(永六輔/ベンチャーズ/川口真)
長く歌い継がれる事になる、「ベンチャーズ歌謡」の大1弾。同名映画での、マコちゃんのゴーゴーを踊りながら歌う姿は、ファン必見!

10 京都の恋   渚ゆう子 (林春生/ベンチャーズ/川口真)
ハワイアン出身の渚ゆう子の人気を決定づけた哀愁ナンバー。川口真のアレンジの冴えにも注目。

11 モアモアラブ ちあきなおみ (吉田央/鈴木淳/森岡賢一郎)
次作の「四つのお願い」が続けてリリースされた為、「隠れた名曲」になってしまったのがあまりにも惜しまれるグルーヴ溢れる快心のビートナンバー。印象的なコーラスに絡む彼女の歌唱力をご堪能あれ。5と同様の手法で展開される歌詞はデビューから作詞を手掛ける吉田央によるもので、要注目。

12 この花に愛をこめて 小畑ミキ  (利根常昭)
スパイダースの「太陽の翼」を手掛けた、利根常昭のセンスが光るビートナンバーのプロトタイプ。抑えたAメロからリズム感溢れるサビへ持っていく展開の上手さは彼ならでは。小畑ミキの歌唱を「音程が怪しい」などと言う輩がいるようですが、人生の楽しみを一つ損してると言いたいです、私は。セリフも可憐で、「ビートガールズ・キュートNo.1」に相応しい!

13 初恋のひと   小川知子   (有馬三恵子/鈴木淳/川口真)
女優として、歌手として当時人気を誇った小川知子のロマンティックなナンバー。ビートは抑え目ですが、可愛いから許す、ということで。(笑)

14 涙のかわくまで  西田佐知子 (塚田茂/宮川泰/森岡賢一郎)
私の中では三大女性歌手のひとり、西田佐知子の歌唱力の光るグッド・チューン。ゆみーなによると、彼女は「不幸な女」を歌わせたら、日本一だそうな。

(7月13日追記)レイアウトが大変見づらく、皆様が途中で呆れてしまうのでは、と想定して構成し直しました。15以降はその2にて。

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西田 佐知子

akasia

GSの後の展開を考えているうち、4ヶ月も経ってしまいました。_| ̄|○
あまり難しい事を考えるとただでさえ、弱い頭がスパークしてしまうので、(爆)最近ファンサイトの存在を知った西田佐知子さんを取り上げてみたいと思います。
西田佐知子は’59年にポリドールから「夜が切ない」でデビューします。当初はなかなかヒットしませんでしたが、22枚目(!)のシングル「欲望のブルース」のB面の「コーヒールンバ」が売れ始め、そのおかげで’60年4月にリリースした「アカシアの雨がやむとき」がロングセラーのヒットとなり、人気歌手の仲間入りをします。
その後は「東京ブルース」「赤坂の夜は更けて」といった都会調のブルース、情感たっぷりに歌いあげる「エリカの花散るとき」「死ぬまで一緒に」など、実に大人の雰囲気を持った女性歌手としての名声を確立します。
歌謡ポップスとして取り上げるべき最初のナンバーは「信じていたい」(塚田茂/宮川泰)です。自分の許を去っていった恋人への悔恨の情を歌い上げるビートナンバーで、印象的なストリングスのイントロから彼女特有の気だるい歌声のAメロへ続きます。ビート全開のサビではヴォーカルの「タメ」がポイントで、この曲を忘れられないものにしてくれます。
それに続く「涙のかわくまで」(塚田茂/宮川泰/森岡賢一郎)は私の一番のお気に入りで、前作と同様の手法を森岡賢一郎のアレンジが更にスケールの大きいものにしています。歌詞も未練タップリの一番から、未練を断ち切って明日を見つめる二番へと実に味わいのある展開です。
「もう少しいてほしい あきらめる約束の 涙のかわくまで かわくまで」これぞ「行間を読む」という、日本語ならではの醍醐味だと思います。とにかく、何度聴いても飽きることの無い快心のビートナンバーです。
もう1曲ご紹介したいのが「あの人に逢ったら」(岩谷時子/宮川泰)です。ふり向いてくれない恋人への強烈なメッセージを歌詞にしたナンバーで、「涙のかわくまで」同様、サックスが印象的にフューチャーされていますが、こちらの方が軽やかな感じがするのが宮川泰らしいアレンジだと思います。たんたんと歌い上げるAメロと情感を込めた「あの人は来ない」のサビとの対比が見事です。
ノンビブラートでたんたんと歌い上げる西田佐知子に私は「戦後のブルースの女王」の称号を捧げたいと思います。日活女優の芦川いづみ同様、俳優の関口宏と結婚後は表舞台に出ることは無くなってしまった西田佐知子ですが、彼女の抜群の歌唱力は音楽好きのみなさんの心の中にいつまでも残って欲しい、と願っています。
最後に順不同で私の好きな10曲を取り上げたいと思います。
「涙のかわくまで」(塚田茂/宮川泰/森岡賢一郎)
「信じていたい」(塚田茂/宮川泰)
「あの人に逢ったら」(岩谷時子/宮川泰)
「アカシアの雨がやむとき」(水木かおる/藤原秀行)
「一対一のブルース」(橋本たかし/望月弘/藤原秀行)
「エリカの花散るとき」(水木かおる/藤原秀行)
「東京ブルース」(水木かおる/藤原秀行)
「神戸で死ねたら」(鈴木淳/三木たかし)
「悲しい夢」(橋本淳/筒美京平)
「雲の流れに」(鈴木道明/鈴木道明/前田憲男)

西田佐知子さんのファンサイトはこちらです。
http://plaza.rakuten.co.jp/sachikoakashia/
ファンの皆様、是非訪れてください。

尚、西田佐知子出演映画については拙文「歌謡映画IN日活」をご参照ください

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千葉マリンスタジアム

5月3日にマリーンズファンの聖地、千葉マリンスタジアムへ行ってきました。
今年の大型連休は特に予定が入っていなかったのですが、たまたま幕張メッセで「ペット博」というものが開催されていたので、抱き合わせ商法で(笑)ヨメさんをそそのかす事に・・
「ペット博」の開演時間に合わせて電車を乗り継いでJR京葉線の海浜幕張に9時30分くらいに到着しました。改札口へ着くまでにさっそく西岡剛選手のポスターがお出迎えです。幕張メッセへ着くまでの道すがらにもマリーンズ関係のあれやこれや・・マリーンズの聖地のムード満点です。
「ペット博」は再入場OK!ということでしたので、ササッと見学して11時30分に幕張メッセを後にしました。
ゆっくり歩くこと約15分、ついに念願の千葉マリンスタジアムの正面入口が見えました。しかしすごい人の数です。この時点でマリーンズは10連勝していたため、私の予想をはるかに上回る大勢のマリーンズサポーター(以下、マリサポと表記します。)がやってきていたのでした。
ライトスタンドでマリサポの応援を実感したいと思っていたのですが、既に満員!もたもたしていると3塁側へまわされそうだったので、内野2階席の最上段へなんとか落ち着きました。周囲にはレプリカユニフォームを見に着けたファンもけっこう多く、ライトスタンドでなくてもけっこうアツいのだな、と感じました。
タバコを吸いに喫煙所へ行く途中、売店をチラッと覗いたのですが、案外値段が良心的で好感が持てました。通路に面した喫煙所からは海が望め、なんともいえない眺望です。まさに海に隣接しているのを実感しました。
試合前に選手のインタビューなどあり、君が代の演奏をバイオリン奏者の女性がする事になっていたのですが、PAシステムにトラブルがあり、急遽テープ演奏に切り替わってしまいました。バイオリン奏者の方には後日改めて演奏を依頼する、との事でしたが、この女性が気を悪くしてなければ良いが、とちょっと気になりました・・
対戦相手は楽天イーグルスです。開幕以来調子の上がらない楽天と、前日まで10連勝と絶好調のマリーンズ。案外、こんな時に連勝がストップするケースは良くあり、もし負けたら私が来たからなのでは、などとちょっと心配になりました。
マリーンズの選手が紹介されると、スタンドはかなりボルテージが上がります。この辺はサッカーのスタジアムを彷彿とさせますね。ゲームが始まり、マリーンズの攻撃になると、テレビで何度も観たマリサポのアツい応援が展開されます。生で味わうとまさに鳥肌モノです。これを実感するだけでも、千葉マリンを訪れた甲斐があるというものです。
ゲームの方は初回にマリーンズがベニーのタイムリーで先制。3回に追いつかれますが、5回に2死満塁のチャンスで福浦が打席に向かいます。この時の「マ・リ・ン・ズ マ・リ・ン・ズ レッツゴー ふ・く・う・ら」というチャンステーマによる応援はホント、盛り上がりました。そしてマリサポの期待に福浦選手が見事に走者一掃の3点2塁打で応えてくれました。その後1点差まで迫られましたが、最後は「幕張の防波堤」こと小林雅英が締めくくり、見事11連勝!心配が杞憂に終わってホッとしました。
マリサポの応援は実に多彩でリズムに変化があり、観ていて全く飽きがきません。以前はスタンド全体が同じ声を揃えて応援するのは単調な感じがして、否定的だったのですが、マリサポを間近で観て認識を改めさせられました。
帰りしなに「カルフール」というスーパーを覗いてきました。ここは南町田という私たちの住まいのすぐ近くにある行きつけのスーパーの支店でしたので・・ところが、「カルフール幕張店」は南町田の1・5倍ほどもある巨大なスペースで、ちょっと圧倒されてしまいました。こちらが首都圏の「本店」で南町田は「出店」みたいなものだったのですね。(笑)
それはともかく(笑)地域に密着した、まさに「フランチャイズ」を感じさせてくれるマリーンズ観戦の至福のひとときを味わうことが出来ました。
次の観戦は未定ですが(汗)優勝フィーバーに巻き込まれる前に再訪したいと思います。

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千葉ロッテマリーンズ

 
長い事ブログをお休みしてしまいましたが、(汗)今、私が一番気になっている千葉ロッテマリーンズについて取り上げてみたいと思います。
私がマリーンズを応援するようになったのは、それまでヨメさんと一緒に応援していた横浜ベイスターズが低迷するようになった’02年ころからだと思いますが、きっかけはマリーンズサポーターのマナーの良さ、だったかも知れません。
特に印象に残っているのが’03年のホークスが優勝を決めたマリンスタジアムのゲームでした。もちろん、ホークスのファンは大喜びしていましたが、驚いたのは、ライトスタンドのマリーンズのサポーターがホークスの優勝にエールを送っていた事です!
自分の応援するチームが勝てば嬉しいのは当たり前ですが、相手チームの成功を素直に讃える事ができるのは、スポーツを楽しむ人達の原点といえるのではないでしょうか。

バレンタイン監督が就任してから今年で2年目。マリーンズは快調に飛ばしています。今年のマリーンズの好調の要因を私なりに分析?してみました。
・常に1つ先の塁へ進もうとする意欲的な走塁
マリーンズには、ホークスやライオンズのような一撃で試合をひっくり返す「大砲」が存在しないため、ヒットを重ねて点を取る「つなぎの野球」に徹する必要に迫られます。
その為、普通なら1塁で止まる当りでもチャンスがあれば果敢に2塁へチャレンジします。同様に2塁走者が本塁へ突入する際、返球がカットされなければ他の走者は躊躇なく次の塁へチャレンジします。
「好走と暴走は紙一重」の格言もあるように、失敗も散見されるのですが、首脳陣は結果論でチャレンジのミスを叱責する事は無いようです。
「積極的なミスは次の機会に生かして欲しい」というスタンスのようで、チームの好調の原動力になっていると思います。
・控え選手でも先発したら、たいてい最後まで出場させる。
今年のラインナップの特徴に「日替わりオーダー」がよく話題になるのですが、主力選手に疲労を蓄積させないため、控え選手が先発することがたびたびあります。
この発想も日本では目新しいようですが、私が注目しているのは「先発した選手には安易に代打を出さない」点にあります。
よくテレビの解説で耳にするのが「1-2打席だけではチャンスをものに出来ない」ことです。打撃が下降気味のベテラン選手や、どちらかというと打撃に自信が無い選手などは折角のチャンスに「いつ代打を送られるかわからない」ような不安な状態では思い切った打撃が出来ません。
ところが、今年のマリーンズのように最後まで打席を任せられれば、思い切ったバッティングが出来ると思います。そこで結果が出なくてスタメンを外されても、納得がいくのではないでしょうか。大塚・サブロー・小坂といった選手たちが好調なのは、この辺にも要因があるのでは・・

・監督が選手を批判するコメントを絶対に口にしない。
これは永遠のテーマですが、大変重要なファクターです。
そもそも一軍で活躍するくらいの選手になれば、そのゲームの敗因が自分にあれば本人が一番痛切に感じているはずです。プロ野球の監督たるもの、一選手のプレーにいちいちカッカしていては、長いシーズンを乗り切れません。選手のやる気を削ぐようなコメントはなんのプラスにもなりません。
バレンタイン監督はその辺のところを実に心得て、常に選手が前向きな姿勢を保つよう、心掛けていると思います。
もちろん、結果が出ないことが続けばベンチ、あるいは2軍に追いやられますから、選手は必然的に必死でプレーするようになるはずです。

「飛ばないボール」導入を巧に取り入れて、打たせて取る投手陣の安定をベースに勝ち星を重ねるマリーンズ。応援するチームが優勝を視野に入れて戦うシーズンは久しぶりなので、マリーンズらしい戦いを続けていって欲しいと願っています。

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