西田 佐知子
GSの後の展開を考えているうち、4ヶ月も経ってしまいました。_| ̄|○
あまり難しい事を考えるとただでさえ、弱い頭がスパークしてしまうので、(爆)最近ファンサイトの存在を知った西田佐知子さんを取り上げてみたいと思います。
西田佐知子は’59年にポリドールから「夜が切ない」でデビューします。当初はなかなかヒットしませんでしたが、22枚目(!)のシングル「欲望のブルース」のB面の「コーヒールンバ」が売れ始め、そのおかげで’60年4月にリリースした「アカシアの雨がやむとき」がロングセラーのヒットとなり、人気歌手の仲間入りをします。
その後は「東京ブルース」「赤坂の夜は更けて」といった都会調のブルース、情感たっぷりに歌いあげる「エリカの花散るとき」「死ぬまで一緒に」など、実に大人の雰囲気を持った女性歌手としての名声を確立します。
歌謡ポップスとして取り上げるべき最初のナンバーは「信じていたい」(塚田茂/宮川泰)です。自分の許を去っていった恋人への悔恨の情を歌い上げるビートナンバーで、印象的なストリングスのイントロから彼女特有の気だるい歌声のAメロへ続きます。ビート全開のサビではヴォーカルの「タメ」がポイントで、この曲を忘れられないものにしてくれます。
それに続く「涙のかわくまで」(塚田茂/宮川泰/森岡賢一郎)は私の一番のお気に入りで、前作と同様の手法を森岡賢一郎のアレンジが更にスケールの大きいものにしています。歌詞も未練タップリの一番から、未練を断ち切って明日を見つめる二番へと実に味わいのある展開です。
「もう少しいてほしい あきらめる約束の 涙のかわくまで かわくまで」これぞ「行間を読む」という、日本語ならではの醍醐味だと思います。とにかく、何度聴いても飽きることの無い快心のビートナンバーです。
もう1曲ご紹介したいのが「あの人に逢ったら」(岩谷時子/宮川泰)です。ふり向いてくれない恋人への強烈なメッセージを歌詞にしたナンバーで、「涙のかわくまで」同様、サックスが印象的にフューチャーされていますが、こちらの方が軽やかな感じがするのが宮川泰らしいアレンジだと思います。たんたんと歌い上げるAメロと情感を込めた「あの人は来ない」のサビとの対比が見事です。
ノンビブラートでたんたんと歌い上げる西田佐知子に私は「戦後のブルースの女王」の称号を捧げたいと思います。日活女優の芦川いづみ同様、俳優の関口宏と結婚後は表舞台に出ることは無くなってしまった西田佐知子ですが、彼女の抜群の歌唱力は音楽好きのみなさんの心の中にいつまでも残って欲しい、と願っています。
最後に順不同で私の好きな10曲を取り上げたいと思います。
「涙のかわくまで」(塚田茂/宮川泰/森岡賢一郎)
「信じていたい」(塚田茂/宮川泰)
「あの人に逢ったら」(岩谷時子/宮川泰)
「アカシアの雨がやむとき」(水木かおる/藤原秀行)
「一対一のブルース」(橋本たかし/望月弘/藤原秀行)
「エリカの花散るとき」(水木かおる/藤原秀行)
「東京ブルース」(水木かおる/藤原秀行)
「神戸で死ねたら」(鈴木淳/三木たかし)
「悲しい夢」(橋本淳/筒美京平)
「雲の流れに」(鈴木道明/鈴木道明/前田憲男)
西田佐知子さんのファンサイトはこちらです。
http://plaza.rakuten.co.jp/sachikoakashia/
ファンの皆様、是非訪れてください。
尚、西田佐知子出演映画については拙文「歌謡映画IN日活」をご参照ください


Comments
僕も「涙のかわくまで」が一番好きです。「赤坂の夜は更けて」も・・。あの行進曲のような歌のタイトル・・何でしたっけ?「♪私が ふるさとを愛すように・・」と、言う歌でしたが・・。あの歌 今までの「西田」さんの歌とは 違和感がある感じでしたけど 好きな歌でした。
「コーヒー・ルンバ」までに22曲もリリースしていたとは・・。「てれつくナントカ」と言う歌があったような・・?「コーヒー・ルンバ」って 最初、「ひばり」の弟の「加藤哲也」のところにレコーディングの話しが来たのですが 「ひばりママ」が「こんな変な歌はダメ!」と クレームをつけて お流れになって「西田」さんがレコーディングした・・と 言う「いきさつ」を読んだ事がありますが、本当でしょうか?
Posted by: よっちゃん | June 13, 2005 at 09:38 AM
よっちゃんさん、コメントありがとうございます。
行進曲のような曲のタイトルは「故郷のように」です。作詞:永六輔・作曲:中村八大のコンビなのがちょっと意外でしたが、こういったユニークなタイプの曲でも歌いこなしてしまうところに、西田佐知子さんの資質が表れていると思います。「西田佐知子☆GOLDEN BEST」というCDに収録されています。彼女の代表作がくまなく収録されており、本当にオススメです。
「コーヒールンバ」の件は残念ながらわかりません。Meet The Spiritsのリンクから、「モナムール!歌謡ポップス」か「ちあきの部屋」の掲示板でお尋ねいただけば、お判りになるのではないかと思います。
Posted by: ヤスシ | June 13, 2005 at 07:23 PM
ヤスシさん・・こんばんは。「故郷のように」と言う曲なんですね。教えていただいてありがとうございました。「加藤哲也」の件はそうします。誰か知っていらっしゃるでしょうから。
「西田」さんって、本当にヒット曲が多いですね。なのに、懐かしの歌番組のVTRも同じものばかりですね。「映像」があまり残っていないのも不思議ですね。
Posted by: よっちゃん | June 13, 2005 at 08:50 PM
よく考えたらよっちゃんさんはあちらの掲示板ではご常連でしたね。失礼しました。
やっぱり完全に引退されると、メディアで取り上げられる機会も少ないですよね。
インファントさんも仰っていたように、「思い出の歌謡曲」的な切り口では、名曲を評価するのは難しい、と思います。
その為にも、われわれが細々と名曲、歴史に残るべき曲を評価してゆく必要があると思います。
Posted by: ヤスシ | June 14, 2005 at 01:29 AM
はじめまして、
ヤスシさんとは、初めてじゃないですが。
西田佐知子さんの話題取り上げていただいて、彼女のファンとしてとても嬉しいです。
西田佐智子時代の歌、少しですがhttp://zarigani.web.infoseek.co.jp/spp/spm-11.htm←に載ってます。参考までに良ければどうぞ。ちなみに私は楽天の方で、西田佐知子ファンサイトを開いてます。(ヤスシさんが書かれてました。)良ければまたお話が出来れば嬉しいです。
Posted by: カンサイ | June 15, 2005 at 05:20 PM
すみません。変な書き込みになってしまったので、再度書き込みします。
西田佐智子時代のサイトは
http://zarigani.web.infoseek.co.jp/spp/spm-11.htm
↑です。
本当に申し訳ないです。
Posted by: カンサイ | June 15, 2005 at 05:23 PM