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メダル0? トリノオリンピック 1

1ヶ月ぶりの更新です。スミマセン。(陳謝)

夏は’64東京大会から、冬は’72札幌大会から(もう、これだけでオヤジと判ってしまいますが・・)オリンピックを観続けているヤスシは、現在「トリノ狂想曲(笑)」の真っ最中デス。普段はなかなか観られないアイスホッケーとカーリングをここぞとばかり、観まくっております。(苦笑)

今回は’04アテネ大会でメダルを取り捲ったせいか、大会前から「メダル期待」の報道ばっかりですね。(苦笑)マスコミが前景気を煽るのも仕方ないんでしょうが、各競技の事前大会にて3位以内に入ろうものなら即「金メダル候補誕生!」ですからね。やっぱり、何回出場しても必ず表彰台に乗れるほどの安定した実力がなければ、そんなに簡単にメダルなど取れるものじゃないんでしょうか。

競技団体の認識の甘さが目につくケースもありますよね。ヤスシが一番それを感じたのは、スピードスケートの「パシュート」と呼ばれる団体追抜き競技です。この種目、今回初めて採用される事もあり、女子の場合は僅か8チームの出場でした。つまり、初戦に勝利すれば即、準決勝となる訳で、30-50人が出場する個人種目に比べて遥かに確率が高いのは素人にも判りますよね。この試合方式は事前に判っていた筈ですし、個人種目のエントリーを削ってでも「パシュート」に力を入れるべきだったのでは、というのは結果論で片付けていいのでしょうか?聞くところによれば、この種目の練習は僅か1日だけだったそうです。新種目で選手たちも慣れていなかったでしょうし、3人が競技中自由に順番を入れ替えて滑る事が出来る、というルールを考えても息がぴったり合わなければ完璧な結果は望めませんよね。果たして完璧に滑っていたとしてもメダルに届いたかどうかは、「神のみぞ知る」ところではありますが、それ以前の準備がきちんとなされていなかった事には文句の一つも言いたいものです。

「メダル候補」以外の選手も頑張っているんですよ。クロスカントリーでは女子で初めての7位入賞を果たしましたし、女子スノーボード・クロスの藤森選手もスノーボード全体で過去最高の7位に入りました。「メダルに届かず」ばかり報道していないで、自己最高の成績でそれ以前の競技順位を大幅に上げた選手にもっとスポットライトを当てて下さい!

カーリングの女子選手たちも頑張ってます。競技と生活の両立を目指すべく、青森に出来た公営のスポーツ施設で受付業務などをこなしながら練習しているんだそうです。その施設の職員の話によると、普通の若い女性に比べて大変質素な生活を強いられているみたいですが、こういうのがアマチュアの原点ですよね。序盤は不本意な戦いが続きましたが、ここへきて本来の調子を取り戻してきたようです。お茶目なまりりん、頑張れ!

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