筒美京平Favorites3

相変わらず「コルポ・グロッソ」のページが人気のようですが、音楽の話もしたいので(笑)去年企画した、私の好きな筒美京平作品の続編をお目にかけましょう・・

筒美京平Favorites VOL. 3

1 抱きしめたい   中原理恵  W 松本隆 80 SON
2 希望の旅     平山三紀  W 橋本淳 72#65 COL
3 ひとかけらの純情 南沙織  W有馬三恵子 73#8 SON
4 だから私は北国へ チェリッシュ  W 林春夫 72#17 VIC
5 可愛い嘘     弘田三枝子 W 橋本淳  68 COL
6 粋なうわさ    ヒデとロザンナ W 橋本淳  69#13 COL
7 夢のソネット   川奈ミキ Wみやとしお 68#55 COL
8 雨のヨコハマ   欧陽菲菲  W 橋本淳 72#18 TOS
9 涙いろの恋    奥村チヨ  W 橋本淳 68#21 TOS
10 風の日のバラート  渚ゆう子 W峰けい子・橋本淳72#25TOS
11 星のナイトクラブ    西田佐知子 W 橋本淳 69#74 POL
12 途はひとつ    黛ジュン W 千家和也  72#58 PHI
13 ナイトトレイン   アワネ麻里 W ちあき哲也 71 PHI
14 ドール      太田裕美  W 松本隆  78#21 SON
15 女の子なんだもん 麻丘めぐみ W千家和也  73#7 VIC
16 純潔       南沙織 W 有馬三恵子  72#3 SON
17 ジンジンジン   ヤンガース W 橋本淳  69#97 PHI
18 マドモアゼルブルース  ジャガーズ  W 橋本淳 68#26 PHI
19 バラ色の雲  ヴィレッジシンガース W 橋本淳 67#69 COL
20 またあう日まで  尾崎紀世彦 W 阿久悠  71#1  PHI
21 京都、神戸、銀座 橋幸夫  W 橋本淳 69#10 VIC
22 今日からあなたと いしだあゆみ W橋本淳  69#7 COL
23 風とオトコのコ  弘田三枝子 W 橋本淳  67 COL
24 ひまわりの小径  チェリッシュ W 林春生  72#3 VIC
25 マロンの恋    吉永小百合 W 橋本淳  68 VIC
26 恋のレッスン   小林麻美  W 橋本淳  73#58 TOS

そのうち、それぞれのナンバーにコメント出来るかも知れません・・ww

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ビートガールズ3

最近アクセス解析なるものが見られるようになって、このブログを観てくださる方も少なからずいらっしゃる事を再認識いたしました。
ブログのタイトルですが、ピンと来ないかも知れないと思いまして、「ヤスシのページにようこそ!」に変更させていただきました。これからもよろしくお願いします♪

さて、1年以上も放置したままだった(汗)「歌謡ポップス」ですが、最近強力なナンバーを仕入れましたので、以前に編集した、「Beat Girls 3」をよりパワーアップして披露させていただきたいと思います。


    FAVORITES OF PEPPERMINT-BOY ”Beat Girls 3 ”

 1 ガラスの城   ザ・ピーナッツ なかにし礼/鈴木邦彦/森岡賢一郎
 2 東京ナイト     山内賢・和泉雅子
 3 インマイワールド  沢村和子とピーターパン
 4 愛しているから   奈美悦子    茜礼子/島田タカホ
 5 白い蝶のサンバ   森山加代子   阿久悠/井上かつお/川口真
 6 新宿サタデーナイト 青江三奈    佐伯孝夫/鈴木庸一/竹村次郎
 7 雨に濡れた慕情   ちあきなおみ  吉田旺/鈴木淳/森岡賢一郎
 8 ふたりの季節    ジュディ・オング
           皆川一男・万里村ゆき子/万里村ゆき子/河村利夫
 9 ローマの雨   ザ・ピーナッツ 橋本淳/すぎやまこういち/宮川泰
 10 あの人に逢ったら  西田佐知子   岩谷時子/宮川泰
 11 愛するあした    伊東ゆかり   安井かずみ/東海林修
 12 手紙        由紀さおり   なかにし礼/川口真
 13 風のジェラシー  ジュディ・オング 白鳥朝詠/市川昭介/河村利夫
 14 一人だけの涙    田村エミ    スズキカツトシ/竹田由彦
 15 忘れたいの    真里明美    及川久美子/鈴木淳/森岡賢一郎
 16 愛のおもかげ    川奈ミキ    橋本淳/鈴木邦彦
 17 恋はジリジリ    天地八重    中村泰士
 18 涙でかざりたい   江美早苗    橋本淳/筒美京平
 19 ひとりぼっちの私  小畑ミキ    藤本好一/橘洋介/津田庸一
 20 ふたつの影     立花京子    大前きよを/中島安敏
 21 二人のルビー   福原真理子 万里村ゆき子/岩崎宏康/森岡賢一郎
 22 可愛い嘘      弘田三枝子   橋本淳/筒美京平
 23 ハイミスター  小畑ミキ    ふじとたかし/中村泰士/原田良一
 24 恋のロリロリ    江美早苗    阿久悠/中川昌
 25 国際線待合室    青江三奈    千坊さかえ/花礼二/近藤進

5-12はいわゆる「ひとりGS」ではありませんが、アレンジの妙が味わえる、一味違ったビートナンバーでは、と自負しております・・
時間ができましたら、以前のスタイルのように、それぞれのナンバーに簡単なコメントを入れますので・・

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筒美京平Favorites2 (その2)

usodemoiikara
siokazenomelody
「鉄は熱いうちに打て」という言葉はヤスシに当てはまるかどうか、甚だ疑問ではありますが(笑)この程度の文章でも知恵熱を出してしまうヤスシのことですから、書けるうちに続きを書いておこうと思います。

八尾の朝吉、と言えば清次、となる訳ですが(果たしてどれほどの人に通じるやら・・)筒美京平、と言えば橋本淳、となる訳で「歌謡ポップス」の名付け親、とろりん村のとろりさんも二人のコンビに駄曲無し、と明言しておられました。このシリーズでもかなりの数のナンバーがお二人によるものですが、今回はコンビを組む作詞家の方々もバラエティに富んでいます。(写真は左から、奥村チヨ、南沙織です。)

筒美京平Favorites Vol.2 (Part2)

13 嘘でもいいから 奥村チヨ (川内康範)
「元祖お色気歌謡」とも称される奥村チヨですが、京平さんとのコンビは意外にたくさんあります。その中でも「コケティッシュ」という形容がぴったりな明るいナンバーがこの「嘘でもいいから」です。R&Bアレンジに乗ってねちっこく(笑)歌っていますが、歌唱力は確かです。

14 涙の中を歩いてる いしだあゆみ (橋本淳)
バート・バカラックを思わせる、いかにも洋楽好みな京平さんのセンスが冴え渡るお洒落なナンバー。サビのリズムの「タメ」、サビの最後での伸びのあるヴォーカルが聴きどころ。

15 にがい涙 スリーディグリーズ (安井かずみ)
R&B歌謡の集大成として、フィリーサウンドの歌姫として絶大な人気を誇ったスリーディグリーズに実に日本的な愛憎劇の世界を、しかも日本語で歌わせてしまったという歌謡ポップスのある種記念碑的なナンバー。たどたどしい日本語も聴くたびに愛らしく思える。

16 夏の感情 南沙織 (有馬三恵子)
強烈なイントロが印象的な、「傷つく世代」を継承したハードポップ。サビの振り絞るヴォーカルは可憐でいてセクシー。健康的なイメージが崩れないのが彼女の最大の特徴。熱烈な支持者が多いと思わせるナンバー。

17 娘ごころ 水沢アキ (山上路夫)
少女の成長する様子を彷彿とさせる、良く伸びるヴォーカルが印象的な佳曲。清潔感溢れるイメージに女性コーラスが大きく寄与している事は言うまでもない。

18 ときめき 麻丘めぐみ (千家和也)
きわどい歌詞がドキッとさせる、千家和也の真骨頂を見せ付ける問題作。(笑)「コケティッシュ」をイメージさせるテンポのいいアレンジは秀逸。当時のファンが「お姫様」の歌うアブナイ世界にどう反応したか、興味深い。

19 恋のエンジェルベイビー 弘田三枝子 (林春生)
「カバーポップスの女王」の魅力を余すところなく引き出した、オールディーズテイストな佳曲。得意とするサウンドに乗って楽しげにドライブするミコちゃんのリラックスしたヴォーカルをご堪能あれ。

20 虹の中のレモン ヴィレッジシンガース (橋本淳)
ヴィレッジのロマンティックな魅力を上手く引き出した哀愁ナンバー。サビのビートはGSとしてのプライドを充分感じさせる。安心して聴けるナンバーが揃っているのがヴィレッジの最大の魅力。

21 あなたに賭ける 尾崎紀世彦 (阿久悠)
こちらもキーヨの魅力が全編に展開するナンバー。R&B歌謡の第一人者の称号に恥じないグッド・チューン。

22 雨のエアポート 欧陽菲菲 (橋本淳)
R&B歌謡つながりで前作「雨の御堂筋」のイメージを巧みに継承した「雨のエアポート」を。メリハリの利いた、説得力のあるヴォーカルは、既にビッグネームの貫禄が漂う洒落たナンバー。

23 潮風のメロディ 南沙織 (有馬三恵子)
流麗なハープの響きが潮風のイメージにぴったりな若さ溢れるナンバー。サビでピークを迎える歌唱力の高さに脱帽!「一人で歩く港 初めてくちづけした日を」のコーラスの素晴らしさに思わず涙する名曲!

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筒美京平Favorites2 (その1)

sarabakoibito
hatukoinomelody
watasiwawasurenai
sentimental
プロ野球オールスター、TV○日でしかやっていなかったので、仕方なく録画しました。読売の某選手しか出てないのかよ、っていうほど色の黒いプロレスラーのような風貌の人ばっかり映っていましたね。これだから民放メジャーは・・(以下、略)

さてさて、歌謡ポップスのソングライターの第一人者、京平さんの2回目です。どういったタイプの歌手でもその魅力を余すところ無く引き出す才能は、やっぱり天才と言わざるを得ません。ヤスシがその境地に達する事は一生かかっても無い、と断言できますが、曲作りにおいて大きな刺激を受けた事は紛れもない事実です。(写真は左から、堺正章、小林麻美!岡崎友紀、岩崎宏美です。)

筒美京平Favorites Vol.2

1 さらば恋人 堺正章 (北山修)
ソロになっても変らずに成功した、堺正章の代表的なヒット曲。クラッシックを思わせるようなゴージャスなアレンジをしっかりと受け止めるマチャアキの歌唱力の確かさにも注目。癒されます。

2 愛する人はひとり 尾崎紀世彦 (阿久悠)
こちらはキーヨの本来の持ち味を堪能できる、熱唱型のナンバー。サビで最高頂に達するメリハリの利いたヴォーカルはサスガ!

3 恋の追跡(ラブチェイス) 欧陽菲菲 (橋本淳)
イントロからパワー全開!の迫力のR&Bチューン。汗が飛び散ってきそうな彼女の熱唱が手に取るように伝わってきます。R&Bアレンジの好典型。

4 恋の風車 チェリッシュ (林春生)
本来はしっとりとした風情の楽曲を得意とする、チェリッシュのテンポのいいナンバー。Aメロの木魚のような?パーカッションが隠し味。ドラマティックな持ち味も失われていない、良くまとまった佳曲。

5 好きだから ヴィレッジシンガース (橋本淳)
イントロのベースとチェンバロの絡みが美しい、ヴィレッジお得意の哀愁ナンバー。サビ前のストリングスがスリリングでGood!コーラスワークの確かさもヴィレッジならではのヤスシの愛唱曲。

6 涙のドライブ 弘田三枝子 (橋本淳)
恋人との別れのシーンをテーマにした、「筒美京平ドライブ3部作」の第1作。美しくほろ苦い情景を想起させるストリングアレンジが秀逸。やるせない心情を歌い上げるミコちゃんの歌唱に思わず涙。名曲です。

7 真夏の出来事 平山三紀 (橋本淳)
「ドライブ3部作」の2曲目はテーマとは裏腹の明るい曲調で。静かに迫ってくるアレンジがやっぱり秀逸。平山三紀の名前を世に広めた彼女の代表作で、聴くたびに耳に馴染むグッド・チューン。

8 初恋のメロディー 小林麻美 (橋本淳)
「ドライブ3部作」の最後を飾るのはロマンティックな味わいの小林麻美のデビュー曲で。彼女はルックスばかりが持てはやされ、歌唱力は評価されませんでしたが、静かに訴えかける誠実な歌唱は胸に沁みます。都内のとあるレコード店のイベントで、お店の計らいで(姉がアルバイトしていた)楽屋でお会いしたのに、胸がいっぱいで何も話せなかったのは内緒です。(笑)

9 私は忘れない 岡崎友紀 (橋本淳)
しっとりとした味わいのバラード。控えめなアレンジが彼女の誠実な歌唱に実にぴったりフィットした佳曲。

10 センチメンタル 岩崎宏美 (阿久悠)
お洒落なアレンジで明るい曲調を上手くサポートしたナンバー。サビへの展開は実にスムーズで、ブレイクのギターのカッティングも実に印象的!女性コーラスも秀逸。

11 木綿のハンカチーフ 太田宏美 (松本隆)
当時を思い起こして思わず涙するセンチメンタルなナンバー。たびたび話題になる異色の展開の歌詞は正に「ドラマ」で、松本隆の真骨頂!微妙に変化していくアレンジも秀逸で、歌謡ポップスの最後の輝きを見せる、時代を代表する名曲。

12 今日からひとり 渚ゆう子 (橋本淳)
メリハリの利いたアレンジも印象的な風雅なナンバー。切ない心情を訴えかける彼女のヴォーカルも素晴しい!埋もれたままではあまりに惜しいグッド・チューン。

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筒美京平Favorites1(その2)

kibounotabi
itsumofutari
NHK-BSで放送されている「熱血!オヤジバトル」にエントリーしました。
これまでずっと出たいと思っていたのですが、なかなか条件が揃わなくて今回が初のエントリーです。そんなに甘くないだろうけど、合格するまで何度でもトライするぞ!(それまで身が持つかどうか/笑)

さて、それでは前回の続きです。(写真は左から、平山三紀、石田ゆりです。)

筒美京平Favorites 1 Part2

13 いつか何処かで 平山三紀 (橋本淳)
これぞ「隠れた名曲」です!5th Dimensionの"Up,up and away"を思わせるスケールの大きなサウンドにマッチした平山三紀のヴォーカルは「この曲を歌う為に」生まれてきた、とさえ思わせます。間奏のオルガンとトランペットにゾクゾク!

14 ベイビー、勇気をだして 堺正章 (ちあき哲也)
「ベイビーベイビー」のコーラスが印象的なナンバー。マチャアキの鼻にかかったヴォーカルがテンポのいい軽めのR&Bサウンドに不思議とフィットしています。

15 恋のチャンス B-B-S (橋本淳)
ベイビーつながりでもう1曲。(笑)グルーブ感全開!のハードなサウンドに負けず劣らずヘビーなヴォーカルを見せ付ける黒人女性3人組のB-B-S。世が世ならきっと話題に上ったと思います。(笑)

16 森を駆ける恋人たち 麻丘めぐみ (山上路夫)
アイドルにハードポップを歌わせるという、意表をつくアイデアを見事に結実させたナンバー。爽やかで疾走感溢れる楽曲創りは京平さんのまさに真骨頂!ノリのいいテンポをサポートとする女性コーラスにも注目!

17 傷つく世代 南沙織 (有馬三恵子)
ハードポップならばこちらも負けていません。E.クラプトンの「いとしのレイラ」のリフを巧みに取り入れたイントロからぐいぐい引っ張ります。隙の無いテンポの良いアレンジに南沙織の等身大のヴォーカルが見事にフィットしています。意表をつくエンディングも実にいい仕事しています。「純潔」に続くハードポップ路線の集大成!

18 水の中の逃亡者 SHOW-YA (秋元康)
当時「ハードロックの女王」と謳われたSHOW-YAのレパートリーで、特に気になるこの曲までも京平作品と聞いて納得!「哀愁」と「ハードロック」の融合も美しい。60’sをリスペクトした彼女達は当時のお気に入りでした。

19 しのび逢い 尾崎紀世彦 (阿久悠)
「和製トム・ジョーンズ」こと、尾崎紀世彦の異色とも思えるしっとりとしたミディアム・バラード。Aメロのチェンバロも実に味わい深い。サビのスケールの大きさはキーヨならでは。

20 東京ーパリ 橋幸夫 (橋本淳)
「キング オブ リズム歌謡」、橋クンのこちらも「和」を感じさせるバラード。歌詞はいわゆる「女唄」だが、じめじめした感じは微塵もない。ゆったりと漂うアレンジの美しさを味わえる佳曲。

21 いつも二人 石田ゆり (なかにし礼)
透明感溢れるヴォーカルをテンポの良いアレンジで仕上げた、石田ゆりの小粋なビートナンバー。アップテンポでも清潔感を失わない魅力を引き出すところも、さすが京平さんの仕事である。

22 黄色い船 岡崎友紀 (橋本淳)
Aメロのオカリナもユニークなお洒落なミディアム・バラード。サビの終わりのリズムも凝っている。独特の寂寥感を持つヤスシの愛聴曲。

23 九月の雨 太田裕美 (松本隆)
太田裕美の持つ、「アーティスト」と「アイドル」の相反する資質を見事に引き出したナンバー。松本隆の詩には「ドラマ」が感じられます。音数の多い、隙の無いアレンジは京平さんのある意味サンプル。

24 愛の架け橋 ヒデとロザンナ (橋本淳)
ヒデとロザンナに相応しいドラマティックで、力強いナンバー。メリハリのある、R&Bを意識したアレンジの冴えも素晴しい。

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筒美京平Favorites1(その1)

nagisanouwasa
asobitukaretakaerimiti
ちょっと更新が滞ってしまいました。マリーンズもこのままズルズル行きそうなところをなんとか踏みとどまっていますので、私もそれにならって(笑)更新したいと思います。
「歌謡ポップス」を意識して聴いていると否が応でも(笑)「筒美京平」の名前が目に留まります。タイミング良く’97年に作曲活動30周年として、「HISTORY」「ウルトラ・ベスト・トラックス」といった京平さんの作品を特集したCDが発売され、ヤスシの中では「歌謡ポップス」のライターの中心的存在として位置づけられました。そうした音源の中からヤスシがセレクトしたMDのレビューです。(写真は左から弘田三枝子、チコとビーグルスです。例によって楽曲が一致しない部分はご容赦を・・)

筒美京平Favorites Vol.1 (カッコ内は作詞者です。)

1 思い出の指輪 ヴィレッジシンガース (橋本淳)
丁度このMDを収録する時に同名映画のソフトを購入したので、トップを飾る事になりました。京平さんらしい流麗なストリングスはヴィレッジのパブリック・イメージを創り上げるうえで大きく貢献していたと思います。

2 渚のうわさ 弘田三枝子 (橋本淳)
「人形の家」以前のミコちゃんのコロムビア時代の代表曲です。流麗でソフトなイメージのサウンドですが、サビで最高潮に達するアレンジは隙がありません。サビでの力強いヴォーカルはトップクラスの歌唱力を誇るミコちゃんならでは。

3 太陽は泣いている いしだあゆみ (橋本淳)
イントロのチェンバロから一度聴いたら忘れられないビートナンバーの名作です。切ないメロディ、実にノリの良いビートサウンド、良く弾むヴォーカルと非の打ち所がありません。何度聴いても新鮮なヤスシの大好きなナンバーです。

4 夜汽車 欧陽菲菲 (橋本淳)
イントロの疾走感溢れるワウ・ギターがシビれます。歌謡曲とR&Bの見事な融合はまさに京平さんの実力!

5 涙は春に 鍵山珠理 (橋本淳)
軽快なビートサウンドにフィットするストリングス、バックでしっかりとサポートするベースとドラム、サビでのホーンセクションの味付けなど、これぞビートサウンドのプロトタイプ。

6 美しきチャレンジャー 富田智子 (岩谷時子)
ボーリングブームに乗って大ヒットした同名TVドラマの主題歌。番組の中では主演の新藤恵美が歌っていますが、歌唱力を買ってこちらのヴァージョンを収録。イントロで炸裂するトランペットが勇壮なイメージをアピール。大変テンポの良いアレンジと共にボーリングに青春を賭ける乙女の心情を託した歌詞にも注目!

7 わすれな草をこの胸に 渚ゆう子 (橋本淳)
こちらも一度聴いたら忘れられないイントロが実に印象的なナンバー。艶のある良く伸びるヴォーカルにフィットしたコーラス、歯切れのいいギターと、テンポの良いサウンドを巧みにサポートする渚ゆう子の隠れた傑作。

8 悲しい夢 西田佐知子 (橋本淳)
抑え目なビートをノンビブラートでたんたんと歌い上げる西田佐知子の佳曲。サビの終わりのストリングスが京平さんらしい味付け。

9 雨の青山通り 林美枝子 (林春生)
「濡れた声」が実に印象的な林美枝子のお洒落なナンバー。サウンドも歌詞も大人っぽくて都会的。ヤスシ命名の「筒美京平東京3部作」の名に恥じないと思いますが(笑)いかがでしょう?

10 ミッドナイト東京 川辺妙子 (大日方俊子)
「東京3部作」の2作目は思い切り歌謡曲してます。でも、「演歌」のノリじゃありません。実に良く創り込まれたサウンドは京平さんならでは。「歌謡ポップス」の「踏み絵」かも。(笑)

11 新宿マドモアゼル チコとビーグルス (橋本淳)
「東京3部作」のシメはテンポのいいビートナンバーで。R&Bサウンドに鼻にかかるヴォーカルが不思議とフィット。ヒット曲の「帰り道は遠かった」を凌ぐほどの隠れた傑作!

12 フランス人のように 佐川満男 (橋本淳)
がらりと変わってこちらは思い切りソフトなミディアム・バラード。キザとも思えるヴォーカルが聴き込むほどに耳に馴染んできます。お洒落な女性コーラスとチェンバロの使いどころが京平さんの必殺技!


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Recommend of GS2 (その2)

emeraldnodensetu
swannonamida
yuuhiyoisoge
先日、Spiritsの練習でちょっとした異変が・・ここ2年ほどすっかり声量が衰え、まるで懐メロ番組に登場する数多くのベテラン歌手の方々のような、見るに忍びない状態のヤスシのヴォーカルが復活のきざしを見せたのであります!・・などと、とりとめの無い話題で書き出してみました。(笑)8月20日(土)に東京のはずれ、町田でSpiritsのライブをやります。奇特な方がいらしたら、ぜし。じゃなかった、是非!(笑)
前回の続きです。果たしてどんな迷言がとびだすやら・・(とほほ)(写真は左からテンプターズ、オックス、リンド&リンダースです。一部楽曲が一致しませんが、ご容赦下さい。)

16 ベラよ急げ モップス (阿久悠/大野克夫)
ガレージ度満点。サイケ度満点。疾走感溢れるアレンジがGood!あちらの国では、"Haiku"というタイトルらしい。(サビの「早く、早く」が「俳句、俳句」と聴こえるらしい/笑)

17 出来るかい?出来るかい? テンプターズ (なかにし礼/川口真)
イントロのギターがお洒落な川口真らしいセンスを感じる歌謡ポップス。サビへの展開は類型的ではあるが、実にスムーズ。

18 夕陽と共に ワイルドワンズ (ワイルドワンズ/加瀬邦彦)
イントロの寂寥感を上手く生かした哀愁ナンバー。雄大さを感じさせるサビへの展開は森岡賢一郎を彷彿とさせるリーダーの好アレンジ。

19 思い出の指輪 ヴィレッジシンガース (橋本淳/筒美京平)
ヴィレッジの作品の中では際立ってビートがタイトなナンバー。流麗なストリングスとヴィレッジの演奏の融合も美しい哀愁ナンバーの好典型。

20 本牧ブルース ゴールデンカップス (なかにし礼/村井邦彦)
安定したR&Bサウンドに乗って軽快に飛ばす「カップスの歌謡ポップス」。「哀愁」と「R&B」の見事な融合。

21 燃えろサーキット リンド&リンダース (寺山修司/加藤ヒロシ)
一時代前のリズム歌謡の味わいを色濃く残したナンバー。「3・2・1」のカウントにロックの片鱗が窺える。個人的には「恋のGT」(西郷輝彦)「ゼッケンNo.1スタートだ」(橋幸夫)とともに「サーキット3部作」と命名。(笑)

22 エメラルドの伝説 テンプターズ (なかにし礼/村井邦彦)
少女趣味溢れる歌詞と村井邦彦ワールド全開のアレンジのミスマッチが見事!テンプターズの人気を決定的にした、哀愁ナンバーの佳曲。

23 サッドサンセット スパイダース (W.Lewis/浜口庫之助)
大ヒットした「夕陽が泣いている」の英語バージョン。アレンジも新しいものを用意しているところにスタッフの良心を感じる。2番の出だしの"You and I "の歌詞が原曲にクリソツ。(笑)

24 太陽の花 バニーズ (ささきひろと/寺内タケシ)
目くるめくアップテンポで一気に駆け抜けるガレージ風味のナンバー。短いフレーズで徐々に厚みを増していくアレンジが秀逸。「ウッアッ」のせわしないシャウトはバニーズのある意味パブリック・イメージ。

25 想い出の渚 ワイルドワンズ (鳥塚繁樹/加瀬邦彦)
GSを語る上では避けて通れない「超有名な」ナンバー。その後の楽曲を眺めると、B面の「ユア・ベビー」こそ、加瀬さんの本領だったのでは?と邪推してみたり・・

26 草原の輝き ブルーコメッツ (橋本淳/井上忠夫)
前後の超歌謡曲寄りの楽曲の中ではひときわ輝くブルーコメッツ本来のビートナンバー。実に雄大なイメージのアレンジは・・やっぱり京平さんでした。

27 スワンの涙 オックス (橋本淳/筒美京平)
最早歌謡曲と言い切ってしまえるほどの潔さがかえって爽快。もちろん京平さんならではのビートサウンドはここでも健在。

28 僕のマリー タイガース (橋本淳/すぎやまこういち)
これ1曲にすぎやまこういちのセンスが集大成されていると言っても過言ではない哀愁ナンバー。当時近所のレコード屋の店員さんも「この頃と1年後と2回サイン会をしたけど、まさかあれほどの人気になるとは・・」と驚いていました。

29 初恋の丘 ビーバーズ (淡村悠紀夫/大野克夫)
イントロがユニークなメルヘン風味のナンバー。タイトなビートとファズギターが捨て難い。

続編のGS3もあるんですが、UP出来るのはいつになることやら・・(笑)

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Recommend of GS2 (その1)

aoihitomi
aozoranoarukagiri
baraironokumo
昨日、バンド仲間のフロイドさんの所属する「スパンキー」というバンドのライブを観てきました。3ステージ全てGSという「狂熱のGSナイト」(笑)いやー、楽しかったです。徐々に客席と一体となって、最後は「ブルーシャトー」で大演団!スパンキーの皆様、お疲れ様でした。リーダーのご好意でヤスシも大好きなナンバー「太陽の翼」を歌わせていただきました。ありがとうございました。
そんな訳でヤスシが選曲したMDの第2弾について書かせていただきます。(写真は当時ヤスシが所有していた(笑)シングル。左からブルーコメッツ、ワイルドワンズ、ヴィレッジシンガース)

1 フリフリ66 スパイダース (かまやつひろし)
記念すべきGS最初のナンバー「フリフリ」のセルフリメイク。テンポアップされて、ビートもタイトになり、英語詩もバッチリ決まっています。"OK,ready go go go!"

2 青い瞳(日本語) ブルーコメッツ (橋本淳/井上忠夫)
こちらはブルーコメッツのデビュー曲の日本語盤。大ちゃん(井上忠夫)のヴォーカルはいつ聴いても実に味があります。タイトなリズムとジャッキーさんのドラム、小田チンのキーボードがサウンドを小気味よく引き締めています。個人的には映画「二人の銀座」での前半日本語、後半英語のバージョンが最高!

3 バラ色の雲 ヴィレッジシンガース (橋本淳/筒美京平)
哀愁味溢れるメロディ、タイトなビートサウンドに華麗なストリングス、魅力的な清水道夫のヴォーカルが相まって京平さんの出世作として世に知られる事になりました。ヴィレッジ自身はカレッジ・フォークからの転進を図るべく、メンバーチェンジによるイメージ転換に見事成功しました。「バラ色の雲」という発想は橋本淳さんにしか描けない独自の世界。

4 君に会いたい ジャガーズ (清川正一)
「大衆的なGS」のイメージを決定づけたジャガーズのデビュー曲。サビの頭でメンバーが一斉に横向きでピタッと止まるアクションが印象的。

5 青空のある限り ワイルドワンズ (安井かずみ/加瀬邦彦)
加瀬さんのファズが実に印象的なけっこうハードなナンバー。身を乗り出して歌う植田クンのドラムに当時小学生だったヤスシは熱狂したものでした。ラストの「ヘイヘイヘイ」がポイント。

6 トンネル天国 ダイナマイツ (橋本淳/鈴木邦彦)
ランニングベースとメンバーのシャウトが印象的なR&Bナンバー。底抜けに明るい作風に鈴木邦彦の底力を垣間見る思い。

7 いとしのジザベル ゴールデンカップス (なかにし礼/鈴木邦彦)
実に日本的なAメロから突然爆発するサビのビートへの展開が痛快なカップスのデビュー曲。「哀愁」と「ビートサウンド」の融合のプロトタイプ。

8 真冬の帰り道 ランチャーズ (水島哲/喜多嶋修)
カレッジ・フォーク風味のメロディに上手くビートを乗せた佳曲。無難なサウンドだが、コーラスの上手さは秀逸。

9 神様お願い テンプターズ (松崎由冶)
テンプターズのリーダー、松崎由冶のセンスが光るビートナンバー。シンプルなアレンジの好例。サビのコーラスがタイトでGood!

10 電話でいいから アウトキャスト (藤田浩一)
当時のステージの熱狂ぶりを彷彿とさせる隠れたビートナンバーの傑作。初手からガレージ風味満点です。後にアレンジャーとして成功する穂口雄右が何を学んでいたか興味深い。

11 ノーノーボーイ スパイダース (田辺昭知/かまやつひろし)
メロウなサウンドが心に沁みる実に風雅なナンバー。アップテンポに加えて、こういったバラードにも本領を発揮するところにスパイダースの実力が窺えます。

12 太陽野郎 バニーズ (岩谷時子/いずみたく)
バニーズのイメージを決定づけたビートナンバーのプロトタイプ。「哀愁」と「凶暴な演奏(笑)」がバニーズのキーワード。

13 すてきなサンディ カーナビーツ (臼井啓吉/アイ高野)
いかにも少女が好みそうなヴォーカルラインとガレージテイストな演奏のミスマッチが心地良いメンバー自身の手になる隠れた傑作。間奏とラストのSEが実に凝っています。

14 夜明けの太陽 スパイダース (柴野未知/かまやつひろし)
正統ガレージサウンドが見事にハマった、映画「スパイダースの大進撃」のテーマソング。これだけカッコいいナンバーがレコード化されなかったほど(ソノシートとしては発表されましたが・・)スパイダースには優れた楽曲が多かった事実に驚かされる。映像での「赤白歌合戦」のユーモアもGood!

15 青い渚 ブルーコメッツ (橋本淳/井上忠夫)
「青い瞳」に続くブルーコメッツらしい、正統派哀愁ナンバー。井上・綱木・高橋の3人で形成するヴォーカルラインこそ、ブルコメのパブリック・イメージ。

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Recommend of GS1(その2)

aisurukimini
asamadematenai
junai2
最近、いろいろな方からコメントをいただくようになりました。稚拙な文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。みなさまのコメントを励みにして、これからもヤスシの思っている事を「共有」させていただきたいと思います。
さて、今回はGSの続きについて書きます。(写真は左から、ゴールデンカップス・モップス・テンプターズです。)

15 恋にしびれて リンド&リンダース (利根常昭)
ヤスシの敬愛するライター、利根常昭の書いた哀愁味溢れるビートナンバー。リンド&リンダースはGS以前にけっこう長いキャリアを持つバンドで、演奏・コーラスワークとも堅実。間奏のシャウトなんかは熱いものを感じます。

16 純愛 テンプターズ (なかにし礼/村井邦彦)
イントロのホルンが印象的なけっこうハードなナンバー。「純愛」とはテンプターズとファンが密かに共有するメッセージだったらしい。村井邦彦というと、ソフト・ロックの印象が強いのですが、タイトなビートナンバーも上手くこなしています。

17 北国の二人 ブルーコメッツ (橋本淳/井上忠夫)
それまでの北欧のイメージから離れて、国内を舞台にしています。サビの力強さはサスガで、「リーマンバンド」のイメージを払拭していると思いますが、いかがでしょう?(笑)

18 虹の中のレモン ヴィレッジシンガース (橋本淳/筒美京平)
いかにも京平さんらしい繊細なサウンドのロマンティックなナンバー。サビの頭でグッとビートが増すところに、このバンドの実力を垣間見たような気がします。

19 ハイウェイの孤独 ズーニーブー (山上路夫/桐谷浩史)
「白い珊瑚礁」1曲しか評価されない彼らの隠れた傑作。迫り来るランニングベースは必聴。GSの残した最高のR&Bナンバーと言っても過言ではない。

20 愛するアニタ ワイルドワンズ (山上路夫/加瀬邦彦)
前作「青空のあるかぎり」を更にハードにした、哀愁味溢れるビートナンバー。絶叫する島さん、叩きまくり歌いまくる植田クン、間奏でファズを炸裂させるリーダー。GS史に残る名作。

21 哀愁の湖 サベージ (佐々木勉)
メンバーチェンジでビートナンバーに挑戦したサベージ。ビートは抑え目だが、当時のメインストリームに取り組んだ姿勢は評価したい。

22 シェイキンマイソウル ヴォルテージ (利根常昭)
とても日本製とは思えない「ソウル」溢れるヴォルテージの、「誰も知らない」カッコイイナンバー。(笑)ライターはまたしても「天才」利根常昭。グルーブという言葉は、この曲のために存在するとさえ思わせる。

23 マドモアゼルブルース ジャガーズ (橋本淳/筒美京平)
何かイケナイ世界を思わせる、(笑)耽美なナンバー。情感のこもった岡本信のヴォーカルが妖しいムードを増幅させる。

24 クールな恋 ゴールデンカップス (松島由佳/村井邦彦)
アニメ「巨人の星」でオーロラ3人娘☆がカバーしたナンバー。(笑)彼女たちの歌唱があまりにも稚拙だったため、こんなオシャレなナンバーだとは夢にも思わなかった。(爆)村井邦彦のセンスが遺憾なく発揮されています。

25 朝まで待てない モップス (阿久悠/村井邦彦)
GSブーム終焉後も長く命脈を保った、モップスのデビュー曲。鈴木ヒロミツのカッコ良さをこのナンバーで初めて認識した人も多いんじゃないでしょうか。(笑)

26 真珠の涙 スパイダース (橋本淳/かまやつひろし/筒美京平)
映画「スパイダースのバリ島珍道中」での演奏シーンが心に沁みる、ロマンティックなナンバー。京平さんのセンスがそこここに光る隠れた傑作。

27 雨の賛美歌 ブルーコメッツ (なかにし礼/井上忠夫)
「歌謡曲時代」の長い低迷を一気に払拭させた、’71年に発表された典型的なブルコメサウンドのビートナンバー。哀愁といったら、ブルーコメッツの右に出るGSはいないであろう。

28 愛のリメンバー バニーズ (鈴木義之)
イントロのオルガンが印象的な哀愁味溢れるナンバー。恋人への未練を爽やかに記した歌詞は秀逸。

「哀愁」の大安売りですが、(爆)スルーして下さい。ヤスシ的には切なさ炸裂するメロディとノリのいいビートこそが「GS」なんですから。(笑)これからもビートサウンドを「自分の言葉」で語っていきたいと思います。今後もよろしくご愛読ください。

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Recommend of GS1 (その1)

aisuruanita
kazeganaiteiru
tunneltengoku1
GSのそれぞれのプロフィールなどは詳しい方にお任せするとして、(笑)ビート・ガールズ同様、自分用のコンピを作りましたので、ちょっとご紹介しようかなと思います。収録の傾向としては、王道系歌謡ポップスと、タイトなビート・サウンドが多いです。演奏は良いのだけど、歌はちょっと・・というものは大抵外してあります。なお、「Recommend」とは、「オススメ」の事です。(写真は左から、ワイルドワンズ・スパイダース・ダイナマイツです。)

1 太陽の翼 スパイダース (利根常昭)
GSの王道、スパイダース、哀愁系の王道、利根常昭ということで1発目はこの曲から。当時から変ることなく、ずっと好きです。オルガンのフレーズがGood!

2 マリアの泉 ブルーコメッツ (万里村ゆき子/井上忠夫)
これも私の永遠の名曲。「ブルーシャトウ」だけがブルコメじゃありません。サビのアクション、小学生当時良くやったのですが、誰も褒めてくれませんでした。(泣)

3 恋をしようよジェニー (万里村ゆき子/藤まさはる)
「好きさ好きさ好きさ」だけがカーナビーツではありません。(また始まった)ガレージじゃないけど、胡散臭さが好き。ちなみに、ヴォーカルのアイ高野さんとちょっとだけお知り合いでした。

4 恋はもうたくさん ダイナマイツ (橋本淳/鈴木邦彦)
「トンネル天国」のB面なんですが、ビート全開!のハードなナンバー。間奏のギターは「銀色のグラス」(ゴールデン・カップス)に匹敵するガレージ・チューン。とにかくカッコイイんだから。

5 秘密の合言葉 テンプターズ (松崎由冶)
テンプターズの出演映画「涙のあとに微笑みを」の中で最もカッコイイ演奏が楽しめるナンバー。イントロのブレイクの後のベースがイカしています。それにしても「3・2・1」のカウントのショーケンの思いっきり日本語なところ・・(略)

6 ダンシングロンリーナイト ジャガーズ (漣健児/鈴木邦彦)
ジャガーズは胡散臭い魅力がある。特にこの曲はそうだ。今風に言うと「ダサカッコイイ」とでも言うのだろうか。ロック的では無いのですが、歌謡ポップスとしては出来のいいナンバー。

7 好きだから ヴィレッジシンガース (橋本淳/筒美京平)
イントロのチェンバロからすでに京平サウンド。カレッジ・フォークみたいに言われていますが、ヤスシ的にはそれは誤りです。適度なビートと抜群のコーラス・ワーク。正に歌謡ポップスの王道です。間奏の終わりで転調するところがイカしてます。

8 幸せの道 ワイルドワンズ (なかにし礼/加瀬邦彦)
「想い出の渚」しか知らないそこのあなた、今すぐワイルドワンズのベストを聴きなさい。って何熱くなってんだろう。(笑)とにかく加瀬邦彦の哀愁サウンドは素晴しい。洋楽と日本的な哀愁が見事にマッチしています。薄めのファズ・トーンと控えめなキーボードもGood!

9 ワールドボーイ バニーズ (岩谷時子/いずみたく)
世間では寺内タケシと言えばブルージーンズなんでしょうが、ヤスシ的には断然バニーズです。この曲は当時のナショナルのラジオのCMソングで、当時小学生だったヤスシはそりゃあ、憧れたもんです。

10 銀色のグラス ゴールデンカップス (橋本淳/鈴木邦彦)
すでに伝説的と言える間奏のベースとギターのバトルを聴くだけでも、充分おつりがきます。ヴォーカルのデイブ平尾さんはカバーの方が好きだそうですが、この曲は洋楽の香りが充満しています。

11 ガールフレンド オックス  (橋本淳/筒美京平)
歌謡曲です。でもバカにしちゃいけません。サビのベースなんか充分ビートを感じます。やっぱり京平さんの貢献度は計り知れません。映画「落葉とくちづけ」の演奏シーンは秀逸!

12 シーシーシー タイガース (安井かずみ/加瀬邦彦)
正直タイガースは好きではありませんでした。この曲をCDで聴くまでは・・目から鱗っていうんですかね。実にノリのいいR&Rチューンに仕上がっています。

13 アフロデティ クーガース (春名美幸/原田良一)
「スカートをはいたGS」って知ってる?クーガースがこんなにカッコイイなんて、夢にも思いませんでした。だって、キュロットなんだもん。(笑)ビートもタイトだし、ギターもいい感じに歪んでるし、ドラムのロールだってウチのドラムに見習ってほしいし・・(笑)これだから、侮れません。B級は。

14 風が泣いている スパイダース (浜口庫之助)
はい、こちらは正統派です。(笑)スパイダースは上手いけど胡散臭いのが魅力です。(笑)浜口庫之助先生は天才です。他の作曲家とどこか違います。とにかく、スパイダースの手に掛かれば、きっちりとまとめてくれます。そんなわけで、スパイダースに駄曲無し、という事で。


 

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